あの頃のインターネットには、夢と希望とブラクラしかなかったよなぁ……と懐かしむご同輩、こんにちは。館長です。
僕が初めてインターネットという名の大海原に全裸で飛び込んだのは、確か1998年のことだったと思います。
僕も全裸だったけど、モニターの向こう側にも全裸の金髪ガールズが微笑んでいて、それはそれは驚いたものです。
当時は通信費の9割以上を、そうした金髪ガールズにつぎ込んでいました。ばかやろー。
ほどなくして自分のホームページというものを作ってみました。
とある個人の映画サイトのデザインが気に入ったので、そこのhtmlを丸パクリして、画像や文言だけを入れ替えてサーバーにアップ。
今なら完全にアウトでしょう。(当時でもアウトだと思う)
そうして、いざ自分のブラウザで自分のホームページにアクセスしてみると、当たり前のことだけど、本当に自分の書いた文字や画像が表示されるではありませんか!
それを見たときのものすごい衝撃と感動は、今でも忘れられません。
良くも悪くも、あのときの映画サイトが僕のインターネッツ人生を変えたと言えましょう。あと金髪ガールズも。
ワールド ワイド ウェブが誕生30周年を迎えたということで、ちょっとあの頃を思い出してみました。
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ワールド ワイド ウェブ誕生30周年を記念していにしえのインターネット画像集
■ WWW誕生30周年 Googleがダイヤルアップ感あふれるロゴでお祝い – ねとらぼ
World Wide Web(WWW)が30周年を迎えた2019年3月19日、Googleが検索ページに記念ロゴ(Doodle)を掲載しました。全体をドット絵風に描き、モニターがブラウン管の古いPCが電話線でネットにつながる様子を表しています。
今日、Google検索ページに行ってみて思わず「懐かすぃー!」と言ってしまった。
最初はMacintoshの記念日か何かかな? と思ってマウスカーソルを乗せてみると……
「ワールドワイドウェブ誕生30周年」と出た。
そう、僕らが始めた頃はダイヤルアップ接続さ!
そしてブラウザはもちろん「Netscape Navigator」さ!
「Netscape Navigator(ネットスケープナビゲーター)」、通称「ネスケ」。
他に選択肢は無かったと思う。
「ポストペット」、通称「ポスペ」。
僕のポスペはどこかで迷子になって帰ってこなかった。
「愛生会病院のホームページ」
はじめは絶対に本当の病院じゃないと思った。怖かった。
■ あの愛生会病院HPが閉鎖へ。病院入り口の“愛の証”も消える?|【がらくたチップス】
だが、しかし、その愛生会病院のホームページが、もう少しで無くなってしまうことが決定したらしいのだ。 その知らせに、多くの愛生会HPファンが衝撃を受けている。
可愛らしく作り込めば作り込むほど、怖かった。
ツールバー地獄。
ツールバー全盛の頃、わけも分からずブラウザ画面をツールバーでいっぱいにしてしまう人がいて“情弱” と揶揄されたものだ。
「ヤフー知恵袋」にも「日に日にインターネットが狭くなっていきますがどうしたらいいですか?」といった質問が寄せられていた。
「404ねーちゃん」「Not Foundの女」などと呼ばれた金髪女性。
お目当てのページが見つからないときに頻出するので、この無辜の女性に八つ当たりしていたものだ。申し訳ない。
「赤い部屋」
怖かった。
ポップアップブロックなんて無かったあの頃だから、恐怖するしかなかったのだ。
「こ~こはど~この箱庭じゃ?」
このサイト、今も生きてました。
いま見ても全然怖くなんかないのに、あの頃は本気で焦った。
物売るっていうレベルじゃない人。
はいだしょうこお姉さんの「スプーのえかきうた」
Microsoft Officeのヘルプアシスタント、イルカの「カイル」。
「お前を消す方法」で有名なMicrosoft Officeのイルカ、「カイル」。Office2007でお役御免になって見る機会はなくなったかと思ったが、Wordで「差し込み文書」→「はがき」を選択したらびっくり。お前…こんなところに…!http://t.co/iTz85aNhGE
— Coba from T? (@Melcaba) 2014年3月1日
特に1枚目の画像がネット上を席巻してた。
2枚目のは当時あんまり見かけなかった気がする……。
「先行者」
懐かしい。「侍魂」まだあった。→■ロボット技術の最先端|侍魂
僕は当時からいわゆる “フォントいじり” 系のサイトが苦手だったのであんまり読んだことなかったけど、「先行者」だけは印象的。
チャリで来た。
こういう “輩(ヤカラ)” はそもそも苦手なんだけど、この4人だけは別でした。
コラ画像もいろいろと作られたものです。
【余談】
この4人のうちの右端の男子、ユウタくんはちょいちょいテレビにも登場。
今、AbemaTVの企画で新婚生活を送っているらしい。
ぼっさん
いっとき、ネット上で見ない日は無かった。
2ちゃんねる掲示板のコテハン(2ちゃんねる内でのハンドルネーム)でアイドル的存在、フリー素材。
もともとは「りぼんちゃん」というコテハンだったが、「りぼんのおっさん」→「りぼっさん」→「ぼっさん」となった。語尾に「でちゅわ」と付ける口調が特徴。
元となった写真は、ぼっさん本人が酔った勢いで自発的にアップしたものである。その見事なセルフポートレートが2ちゃんねるニュース速報板住民に受け、コラが作られるようになった。ぼっさんは「フリー素材」扱いをされており、本人も容認している。
ときにあからさまに居たり……
ときにさりげなく居たりしたものだ。
「チャリで来た」の面々とも共演を果たした。
いやはや懐かしかったです。
以上をすべて分かるというご同輩は僕とおんなじオッサン仲間ですが、オッサンはオッサンで楽しもうじゃありませんか。
今のインターネットがあまりにも便利すぎてもう昔には戻れない。
こうしてたまに思い出だけでも振り返って、微笑したり苦笑したりしてみるのも良し悪しです。(←どっちなんだよ)
ワールド ワイド ウェブ、30周年おめでとうございます。