「成層圏で食べるうな重がいちばん美味い!」って、かの北大路魯山人も言ってたよなぁ……と、平気で嘘をつくご同輩、こんにちは。館長です。
でも、誰もまだ成層圏でうな重を食べたことないなら、嘘とも言い切れないわけで。
ほんとにいちばん美味しいかもしれないから、ぜひ、土用丑の日は成層圏へ!
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岡谷市のうなぎ料理店「観光荘」、うな重の成層圏到達に成功!
【動画】うなぎを宇宙へ! – YouTube
綺麗だ。
成層圏に浮かぶ「うな重」は実に綺麗だ。
というか、成層圏に浮かぶために作られたのが「うな重」である、と言ってもいいくらいだ。
平賀源内が現代に生きていたら、「土用丑の日はうなぎ」なんてコピーではなく、「成層圏ばえ(成層圏に映える)なら、うな重!」と宣伝していたことだろう。
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僕はいつものごとく不真面目に紹介しましたが、観光荘の社長さんはいたって真面目に取り組んでらっしゃる。
2023年ころに国際宇宙ステーションに長期滞在する予定の宇宙飛行士、古川聡さんが宇宙で食べたいものについて偶然にも「うなぎのかば焼き」と答えたことで奮起。
第1弾として、7日(水)に福島県南相馬沖からうな重を気球に載せて打ち上げ、まずは地上30キロの成層圏への到達を目指す。
JAXAの認証を受けた宇宙日本食は大手メーカーばかりの中、地方飲食店でもできるか問い合わせ、「条件を満たせば可能」との回答を得てうなぎのかば焼きを宇宙に届ける決意をした。
(中略)今後は来年にもスタートする民間宇宙旅行の宇宙旅行食を目指し、最終的には宇宙日本食として23年に古川さんが滞在する国際宇宙ステーションへの搭載を目標に掲げる。
観光荘は、蚕のさなぎを餌に混ぜて育てた自社開発の国産ウナギ「シルクうなぎ」という、岡谷ならではの食材を用いての「宇宙日本食」を目指しておられるので、地元民としては応援しないわけにはいきません。
「宇宙」と「うなぎ」を結びつけるプロジェクト、「UNAGalaxyProject(ウナギャラクシープロジェクト)」は、現在クラウドファンディングを行っています。
うなぎがお好きな方、成層圏がお好きな方、将来は宇宙飛行士になって宇宙空間でうな重を食べたい方、以上のいずれでもない方、奮ってご支援ください。
「UNA Galaxy project」については下記に詳しく載ってます。
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最後に……
成層圏に行った「うな重」は、どうなったの? という疑問を僕も持ったのですが……
パラシュートで同県沖の太平洋上に落下したかば焼きは、同店の宮沢健社長(44)らが味わったという。
スタッフが美味しくいただいたようで、安心しました。