休日の朝はわりと、フェルメールなんかを眺めながらのコーヒーで始まることが多いよ……とおっしゃるご同輩、こんにちは。館長です。
まあ、「寝言は寝て言え!」って感じですけどね!
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フェルメール『窓辺で手紙を読む女』修復完了 「前のほうがいい」という声も
■ フェルメール《窓辺で手紙を読む女》が修復完了。2022年に東京上陸し、所蔵館外で世界初公開へ|美術手帖
2022年に来日予定のフェルメール《窓辺で手紙を読む女》の修復が完了した。
作品の背景に弓矢を持ったキューピッドの立像が現れ、その意味が大きく変わった。
「修復前がいい」っていう人の気持ちも分かるなぁ。
“絵のことを語らせたらこの人の右に出る者しかいない” と言われる僕でも、修復前の絵には “空白の美” みたいなものが感じられるし……。
でも、フェルメール自身が消したんじゃないのなら、そこにキューピッドの絵はあるべきだし、あって初めて『窓辺で手紙を読む女』なんだから、僕が何を言ったって美術界に一石を投じることはできないのだ。(投じるつもりだったのか)
でも、ごくごく個人的な、素人の戯言として言わせてもらうと、キューピッドが好きになれないのだ。
なんか、金髪ヅラをかぶった小太りのおっさんのようで……。
願わくば、壁の絵はこうしてほしかった。
そう、壁の絵は『窓辺で手紙を読む女』だったら良かったと思うんだ。
題して、「『窓辺で手紙を読む女』を飾って窓辺で手紙を読む女」――。
美術界に一石を投じるね、これは。