専門家には、僕らが知り得ない事実を明示してくれることを、どうしたって期待しちゃうよねぇ……とおっしゃるご同輩、こんにちは。館長です。

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うっせぇわ現象とadoの魅力を3人の専門家が分析したけど、どうよ?
音楽ランキング31冠!
今や子供たちをも虜にするadoの『うっせぇわ』
フジテレビ系「とくダネ!」では、この曲とadoの魅力を3人の専門家たちに分析してもらっていました。
おっしゃってることをまとめると……
adoは感情をむき出しにするような、時折り怒鳴るような、がなるような激しい声を使って歌うシンガーなので、これまでのシンガーとは一線を画しているし、彼女にしかない魅力。
それだけでなく、サビのフレーズとかキーとなる歌詞の部分で効果的に使えているので、楽曲の強さも同時に伝えることができる。
やっぱり天性のものだと思う。
特に女性シンガーではいなかったんじゃないか。
うん、専門家らしからぬご意見!
感情むき出しで、怒鳴ったり、がなったり、激しい声を使うシンガーって、今まで皆無でしたっけ?
またそうしたテクニックをサビやキーフレーズで効果的に使えるシンガーって、今まで皆無でしたっけ?
確かにadoはとてつもなくスゴいシンガーだと思うけど、だからって他のシンガー(特に女性シンガー)をなめんなよって言いたい。僕は。
音楽評論家歴20年以上のプロが言うコメントかなぁ? これ。
この人、別の媒体での評論の中で、寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』になぞらえて「スマホを捨てよ、音楽を感じよう」とか、トンチンカンなことも言ってる。
みんな、スマホで音楽を楽しんでるよね?
曲中に現れる周波数をおばけ屋敷の「ひゅーどろどろどろ」と結びつけるところは興味深いです。
うん、専門家ならではのご意見!
adoの歌を聴いた人はみんな「何人ものシンガーで歌ってるかのよう」といった感想を言うけど、それは音響分析の見地から見ても、ちゃんと歌い分けられているということなのですね。
この点については当のadoさん本人も言及してて……
歌の冒頭からして「ちっちゃな頃から優等生……」では「幼い声」、「ナイフのような思考回路」では「年齢を上げた声」――
と、意識的に変えているそう。
そんなadoさん、最近では『あつ森』をやっているそう。(adoさん豆知識)
穏やかなゲームしかできないとおっしゃる。
実際、2つの「シ」の音を聴いてみると……
確かに何らかの警報音に似た印象を受ける。
うん、専門家ならではのご意見!
すごく孤独な感じ プラス 未来に対する希望みたいな印象を与える。
すごく気持ちが落ち込んでいるときに明るい曲を聴かれるとかえって落ち込む。
ちょっと気持ちに同調してくれるような、暗い気持ちからスタートしてだんだん明るくなるといい。
うーん。。。
残念ながら、ちょっと何言ってるか分からない。
「うっせぇわ」との共通点も分からない。
もっと、クラシックに使われてる旋律とかテクニックとか、そういう話かと思ったら、ただの印象の話でちょっとガッカリしました。
うん、専門家らしからぬご意見!
(もしかしたら番組が勝手に端折ったのかもしれないので、そうだとしたらお詫びします。リモートで)
類いまれな歌唱力
心を打つメロディー
うっせぇわ現象はまだまだ止まらない!
……って、ここだけで答えを出しちゃってる感じ。
つまるところ「類いまれな歌唱力」と「心打つメロディー」がこの “うっせぇわ現象” の源なんでしょう。
さんざ専門家3人に聞いておきながら、結局は番組独自に答えを出してコーナーを締めちゃう「とくダネ!」のやり方には、ちょっとした批判が集まっていました。僕の家の中だけで。