外装フィルムをはがしたらどれもこれも同じような顔になっちゃって、情緒ってもんが無いじゃないか! なんて思った時期もあったけど、そんな優しさが隠されていたんだね! と反省しきりのご同輩、こんにちは。館長です。
前にペヤング復活のときに書いたんですが……。
■ ペヤングやきそば製造再開は嬉しいがあのフタが無くなり寂しい | がらくたクリップ
従来のペヤング商品はプラスチック製のふたに開いた穴から湯切りする構造だったが、麺がこぼれやすい欠点があった。販売再開を機に、他社のカップ麺と同様に網状のふたがある二重シールで密閉する方式を採用。
容器にも個性があった昔とは違って、今のカップ焼きそばは、外装フィルムをはがせば、みんな白い無地の容器になってしまうのを嘆いたこともありました。
でも、それにはちゃんと理由があったのですね。
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カップ焼きそばの容器に無地が多い理由
なぜ、カップ焼きそばの容器には無地が多いのか?
正解は、「湯切りがしやすいように無地にした」
焼きそば以外のカップ麺は、容器に印刷しやすいように表面がツルツル。
一方、焼きそばは、湯切りのときに滑りにくくすることを考え表面をザラザラにしたため、印刷がしにくくなり、無地になったのだという。
商品の個性を外装フィルムだけに頼り、容器を無地のままにしているメーカーは、なんて怠慢なんだ! などと思っていた僕を、どうかお許しください。
「湯切り」という、甚大な被害をもたらしかねない作業から、陰ながら僕らを守っていてくれたなんて……。
メーカーのその優しさには、豪快な湯切りで応えたいと、僕は思ったのでした。