3.11のたび思い出す「祖母置き逃げた自分呪う」大学生の相談

シェアしてね

読まれがちな記事

読まれがちな記事
読まれがちな記事
下線

この子にかけてあげられる最善の言葉も思いつかず、この子の立場でこの苦しみを乗り越えられる術も思いつかない……ただただ絶句するだけのご同輩、こんにちは。館長です。

3.11のたび思い出す「祖母置き逃げた自分呪う」大学生の相談

スポンサーリンク

「祖母置き逃げた自分呪う」大学生女子の相談を思い出すたび苦しい

祖母置き逃げた自分呪う

 大学生の女子。何をしていてもあのことばかりを思い出してしまいます。
 あの日、私は祖母と一緒に逃げました。でも祖母は坂道の途中で、「これ以上走れない」と言って座り込みました。私は祖母を背負おうとしましたが、祖母は頑として私の背中に乗ろうとせず、怒りながら私に「行け、 行け」と言いました。
私は祖母に謝りながら一人で逃げました。
 祖母は3日後、別れた場所からずっと離れたところで、遺体で発見されました。気品があって優しい祖母は私の憧れでした。でもその最期は、体育館で魚市場の魚のように転がされ、人間としての尊厳などどこにもない姿だったのです。
 助けられたはずの祖母を見殺しにし、自分だけ逃げてしまった。そんな自分を一生呪って生きていくしかないのでしょうか。どうすれば償えますか。
毎日とても苦しくて涙が出ます。助けて下さい。

回答

心療内科医・海原純子さんの回答

素晴らしい回答であり、この時点での回答としての “限界の回答” だとも思います。(口幅ったくてすみません)

“限界” と申しますのも、この回答で得られるであろう慰めは、

「お祖母様は『人間としての尊厳などどこにもない姿』なんかじゃないんですよ」

ということぐらいではないかと思ってしまうから。

どうしても、

「祖母を見殺しにした自分を呪ってしまう。この苦しみから逃れる方法はあるのか?」

という問いに対しては解決策は授けられないと思うのです。

海原先生の回答にケチをつけてるんじゃないですよ。誰にも回答できない気がしてしまって……。

もしかしたら、海原先生史上最も難しい相談だったのではないか、とさえ思ってしまいます。

10年が経った今日。

少しでも心が癒えているといいのですが……。

苦しくて苦しくて、ときには死にたくなるようなときもあったでしょう(ごめんなさい、悪い表現で)。

だけど、それこそお祖母様が生かしてくれた命ですから、大事に大事にしていっていただきたいと、当事者でもなく安全な場所からの願いですけど、お許しください。

スポンサーリンク

シェアしてね

フォローしてね